東日本大震災による非常事対応の記録2

 震災から2ヶ月が経過しました。5月の連休、仙台の町の中は活気に満ちあふれ、まるで千年に一度の大災害は無かったのようにさえ見えました。
 しかしひとたび津波にあった海辺に目を向けると、そこにはまだ生々しい傷跡が口をあけていて、天と地ほどの対照的情景に胸が痛みます。厳しい現実の中でもみなさんは精一杯の日を送っていらっしゃいます。
 ほっとあいでは被災地の復興に向けての支援を継続して行っております。震災当初は食糧を中心として衣料品や衛生用品等の物資を調達して、必要なところに確実にお届けするための支援でした。日が経つにつれ、公的支援が少しずつ充実してきて、支援の内容は個別的な要望への対応や、心が元気になるような取り組みへと変化しています。そして地元から離れて避難所で生活するみなさんが、自ら心身共に自立するための支援に変わってきています。
 山元町のNPO団体「ふれあいの四季」さんの移動ふれあいの居場所(カフェ)を支援しながら、避難所のみなさんの声を直接うかがったり、避難所の代表の方々とお話をして、課題解決に向けての支援をしていこうと考えています。
「人と人の絆」「いざとなったら支援しよう」「多くの人々の助け合う気持ち」「若い人々のインターネットを通しての活動」日本人の「日本人らしさ」は健在であることを様々な場面で実感しています。この絆を切ることなく、細くてもつないでいきたいものです。

4月9日~11日
山元町にて「ふれあいの四季」移動居場所(カフェ)
開催支援(理事長)
4月13日
さわやか福祉財団東北ブロック会議 (被災地支援について・理事長)
4月17日
山元町にてボランティア(理事長) 気仙沼の後藤学習塾にさわやか福祉財団から 自転車20台が送られる。(中間支援・坂本)
4月20日
山元町にてボランティア (避難所担当者との話し合い・理事長)
4月26日
さわやか福祉財団東北ブロック会議 (被災地支援について・理事長)
宮崎県NPO法人みんなのくらしターミナル 初鹿野さん他4名来所 さわやか福祉財団鶴山氏来所
(被災地訪問・現状課題把握のため)
多くのご支援とご協力

★クッキー(山形県 すぎのこハウス)
  →山元町(ふれあいの四季)
★コーヒー,ココア,折り畳みテーブルほか (さわやか福祉財団)
  →山元町(ふれあいの四季)
★キャベツ,オレンジ,紅茶
(静岡県 市岡さん)
  →山元町避難所
★自転車20台(さわやか福祉財団)
  →気仙沼の後藤学習塾
★手芸用品
(福岡県さわやかインストラクター 阿部かおりさん)
★布地
(長井市さわやかインストラクター稲葉さん)
★裁縫用具他
(北海道さわやかインストラクター星川光子さん)
★プリント柄の生地(ほっとあい 大須賀さん

その他、多くのご支援をちょうだいしました。 ありがとうございました。

4月27日
山元町訪問・町長との面談・「ふれあいの四季」との話し合い・中央公民館避難所担当者との話し合い
(現状と今後の課題について)・大河原町商工会「絆BOX」担当者との話し合い・ささえあい山元訪問
4月28日
南三陸町訪問 ・現状と今後の課題について ・歌津の小野寺さんを訪問
(ミニコミ誌、歌津の現状について)
4月29日~5月5日
埼玉県「サポートこもれび」代表者・竹林康子さん 被災地ボランティアで来所
東日本大震災による非常事対応の記録